'20年代の音楽、2018年がターニングポイント説
書きたいことがあった時に思い出したかのように書くブログ。2年ぶりの更新だってよ。
2020年代も3年目、令和もなんともう4年、みなさん、音楽は何を聴いていますか。
ということで今回書きたいのはタイトルの通り。正直当時も豊作だったと思っていたが、見返すとやっぱり凄い。
まあこれを見ればわかると思う。
www.applevinegarmusicaward.com
大賞が中村佳穂、
特別賞がKID FRESINO、折坂悠太、GEZAN
それ以外の顔ぶれもSTUTS、ROTH BART BARON、AAAMYYY、長谷川白紙etc...
2021年を振り返ると
- 中村佳穂は細田守映画の主演に紅白出場
- 折坂悠太とSTUTSはドラマ主題歌
- ロットは(アイナ・ジ・エンドとa_o名義で)ポカリCM
- フレシノもCM引っ張りだこ(大豆田も出たね!)
他のアーティストも皆、昨今湯水のように湧き出てる全国各地のフェスやら他人への曲提供に大活躍(Gateballersはベースの本村さん脱退してしまったが、、、)
そして、ノミネートされてない2018年当時のネクストブレイクなアルバムも挙げると
- カネコアヤノ「祝祭」
- 羊文学「若者たちへ」
- 小袋成彬「分離派の夏」
- 角銅真実「Ya Chaika」
- Superorganism「Superorganism」(洋楽だけど翌年星野源とコラボするので敢えて書いた)
などなど。強い。選外も強すぎる。
2018年の個人的なランキングはロットとTempalayのワンツーだったが、この賞や周りの評判から、後追いで中村佳穂、折坂悠太、フレシノ、白紙、カネコアヤノ(あと国府達矢も)全部ドハマリして2019年は全部めちゃくちゃ聴いてた。
あと個人的にはApple Vinegar Music Awardという賞自体の箔がこの年で一気に付いたという印象。
ちなみにGotchの趣味で翌年以降どんどんHIP-HOP色が濃くなっていくが2022のノミネートは果たして、、、
その他の2018年のトピックとしては
- 「ずっと真夜中でいいのに」活動開始
- 崎山蒼志(当時中3)が例のtwitter動画で大バズり
- CHAI「PINK」US盤リリース。(Mステ炎上「ガキが...舐めてると潰すぞ...」もこの年)
- 石若駿がくるりのサポート開始
などなど、、、(趣味が偏ってるのは言うな)
それ以外の'20年代大ブレイクなアーティストも調べてみると、大体この2018年前後くらいから活動を始めたり、2019年ブレイクがまあ多い。
King Gnuとかリリースこそないけど1st「Tokyo Rendez-Vous」リリースが2017年10月で、2019年2月に「白日」でブレイクだからまさに駆け上がってる年。この年の年末調整GIGでDIAMOND HALLで観れたのラッキー過ぎた。あと髭男の「Pretender」も2019年5月リリース。
ちなみに既に大物だったアーティストも2018年は強い。星野源、宇多田ヒカル、Perfume、tofubeats、くるりetc...(挙げたらマジでキリがない)何なら洋楽も2018年めっちゃ強い。個人的には七尾旅人「Stray Dogs」も年末リリースで2018年のランキング選外だったけど超名盤だった。
ということで、2022年、音楽の流行に追いつきたいなら「2018年 名盤」で出てきたアルバムを片っ端から聴けば、君も今日から音楽通だ!!
それではまた気が向いたら。
やって!TRYで感動した話
一年半ぶりの投稿で突然ですが、毎週日曜13:00~ TBS系列で放送されている「噂の!東京マガジン」の看板コーナー「平成の常識 やって!TRY」をご存じでしょうか。
街中やレジャー施設にキッチンを仮設し、遊びに来てる若い女の子に料理を作らせ、間違える様をスタジオのオッサン達がひとしお笑い、最後はプロの料理人(いつも男性シェフ)がお手本と言って作った料理をみんなで食べる。「時代錯誤」「女性蔑視」と非難轟々のコーナー。(最近は男性もトライするみたいです)
しかし私はこのコーナーが割と好きです。厳密には、このコーナーで毎回0~1人いる完璧に作る子を見るのが好きです。ヘラヘラしながらスタッフと喋り、ナレーションにいじられながら手際良く完璧に作るのが最高にカッコよくて惚れます。婿入りしたい。
今はコロナの影響で総集編が放送され、今日2020/5/24は麻婆豆腐の傑作選だったのですが、思わず感動した話がありブログを復活させました。
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出てきたのは20歳の短大生(専門学校生だったかな?)。例によってちょっと意識低そうな栃木の女の子。
曰く「麻婆豆腐は大っ嫌いで幼稚園以来14年食べてない。見ると気持ち悪くなるレベル」と。
おいおい大丈夫かよと言う感じで調理開始すると流れが変わる。長ネギの中央に包丁を刺し根の方へ。明らかに料理うまい人の包丁捌き。次のシーンでは完璧なみじん切りが出来上がっている。
その後も手際良くネギとひき肉を炒め始め、豆板醤を投入、「このあと何入れればいいんだ?」と言いながら、母が作ってた頃の記憶を思い出し鶏がらスープを投入、きれいな賽の目の豆腐、水溶き片栗粉を順に入れ、勘と母の記憶だけを頼りに完璧な麻婆豆腐を完成。
そしてその麻婆豆腐を14年ぶりに食べた彼女
「めっちゃ美味しい!!!」
そらそうよ見るからに美味しそうだもん。
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大人になると、トラウマレベルで嫌いな料理なんて食べる機会が圧倒的に少ない。
余程の縦社会でもない限り、大人になって食べることを強制される機会は限られる。
そして嫌いな食べ物は先入観で不味いと感じやすい。ネガティブバイアスで嫌いな味を意識してしまうからだ。
それでも、大人が食べざるを得ないケースでよくある「その料理界の中でも特に美味しいもの」が出されて仕方なくという場合、これは比較的克服できる可能性もある。
味は保証できるし、前情報がネガティブバイアスを軽減できるからだ。
しかし自分で作って食べてる克服、これはあまりにも厳しい。
まず、自分で嫌いな料理を作る機会がそうそう無い。ましてや美味しく作るのはほぼ不可能に近い。嫌いなら味見も苦行だし、味の判断もできない。
「その料理界の中でも美味しいもの」であれば、味は保証できるし、前情報がバイアスを軽減するが、自分で作ったものは、保証も無ければ実際に味も劣る。
そんな中、彼女はレシピ無しで「美味しい麻婆豆腐」を作り「めっちゃ美味しい」と言った。
「料理できない女の子を笑う下衆な趣旨の1企画」が、1人の女の子の食わず嫌いを凄い方法で克服させてしまった。
そこには、彼女の圧倒的な料理スキルがあり、母親の思い出があり、この企画が用意したシチュエーションがあった。
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まあ実際のところ、手際良すぎるし、味もレシピも分からない料理を勘で完璧に作るなんて仕込みの可能性が高い。
しかし間違いなく、これは1つのドラマだったと余韻に浸りながら、その後のダメな麻婆豆腐を見ていました。
(豆腐と間違えて杏仁豆腐を中華鍋に入れて「豆腐が溶けた!!」は普通に笑った。)
特にオチはないんですが、自分でも作りたくなり、今晩初めて麻婆豆腐を1から作りました。
https://cookpad.com/recipe/1729093
こちらを見ながら作りました。美味しかったですが、「適量」の豆板醤はちょっと足りず、水溶き片栗粉はちょっと入れすぎ。レシピ無しで作った彼女があらためて凄かったとまた余韻に浸っています。
【烏牛欄大護法】今、台湾音楽シーンが面白い
今台湾の音楽シーンで起こっていることを語りたいので、1年半放置していたこのブログに久しぶりに記事を書いてみる
台湾インディーロックと言って最初に思い浮かぶと言ったら、やっぱり透明雑誌
今からおよそ7年前、「台湾のナンバーガール」という触れ込みで日本に上陸
色々もろパクりだけど、ここまで90~00年代の洋邦ロックをごった煮にして昇華させた音楽性、そして高い演奏力。
未だに好きを公言する友達も多く、当時日本に与えた衝撃計り知れない。
ライブ動画ではメンバーが銀杏BOYZのTシャツ着てたり相当邦ロック好きだったんだろうな。
ですが、このバンドはだいぶ前に活動休止しており、ボーカル洪申豪はソロやVOOIDというバンドで活動中
洪申豪 新曲公開してます「烏牛欄大護法」
— budhan (@budhan) July 16, 2018
ダウナーなドリームポップ。
大象體操と同じ曲を別アレンジでほぼ同時に公開してるのはなんか意味深な、、 https://t.co/ihs2fu6MhE
そして2018年、台湾ロックで筆頭に挙げたいのが Elephant Gym(大象體操)
タッピングしながら歌う超絶女の子ベーシスト、そしてギターのお兄ちゃん(実兄)、そしてドラムの友達(MCで言ってた)
youtu.be
あっ、toe好きなんだな。僕も好きです。結婚してください。
とにかく上手い。可愛い。そして親日でよく日本でライブする。4月に見たけどカタコトの日本語MCマジ可愛い。今度の来日公演も先行予約しました。結婚してください。
そんなElephant Gymが今年突然あげた動画がこちら
youtu.be
あれっ?さっき洪申豪があげてた曲とタイトル同じじゃね?
歌詞も大体同じ、だけど全く違うアレンジ。
この「烏牛欄大護法」という曲、調べてみると
HOCC何韻詩 |《烏牛欄大護法》(望天版) - YouTube
Unfamiliar Friends Party 不熟的朋友派對 - 烏牛欄大護法【Official Lyrics Video】 - YouTube
色んなバンド、アーティストが上げている
しかもどれもちょっとずつ違う歌詞。全然違うアレンジ。全部MVではなくリリックビデオ
何より、どのアーティストも今年の7月にアップロード
そう、この「烏牛欄大護法」には原曲が無く、同時多発的に生まれているのである。
そして9月に真打が登場する。
台湾では国民的すぎてメンバーが政党を立ち上げ国会議員にまで上り詰めた国民的過ぎるメタルバンド、CHTHONIC(閃靈)
このバンドの5年ぶりの新作「政治=阿修羅の戦場」(クソダサ邦題…)の中にもこの「烏牛欄大護法」が収録されているのである
youtu.be
めちゃくちゃ正統派のスピードメタルに仕上がっとる
さらに同バンドによる別アレンジもアップロードされている。個人的にはこっちの方が好み
閃靈民謠單曲【烏牛欄大護法-望天版】完整MV ft.何韻詩 CHTHONIC acoustic MILLENNIA's FAITH UNDONE (The Aeon's Wraith Version) - YouTube
あまりに気になるので試しにググって見ても台湾語の記事しか出てこない。
とりあえずYoutubeのコメント欄やら色々を見る限り、どうやら二・二八事件 - Wikipediaが曲のテーマらしい。
結構社会的で中国政府に対する批判的な意味もあるらしいが、読めないので全く分からない。原作詞もCHTHONICという記事っぽいものがあったが読めない。
こんな同時多発的な曲のリリースは世界的にも前例は多分無い。ということで日本の音楽メディアの皆さま、それか地下室Times、全力でこれを取り上げていただきたい。
せめて「烏牛欄大護法って何?歌詞の意味は?原曲は?」
みたいな記事の中身0な日本語ブログの1件ぐらいあれよ、ということでこの記事を書かずにはいられなかった。
これを機にぜひ台湾ミュージックシーンに興味を持っていただければ。
それでは
最後に、個人的に好きなAngry Youthというバンドのバージョンがこちら
厭世少年 Angry Youth-烏牛欄大護法 feat.伍悅【Official Lyrics Video】 - YouTube
めちゃくちゃ上手いしかっこいいんだけど、社会的な詩だとしたらアレンジもビデオもサイコすぎる
EHX Pulser mod.(トレモロ)+d-verb mod.(リバーブ)を作る(設計編)
あけましておめでとうございます!!
修論地獄から解放されました。今月は久々のライブに心が踊ります。
さて、小生今までギターに関して
「リバーブなんて大体のアンプについてるからわざわざ自前で無くてもいいっしょ!」
という持論(怠慢)を持っていたのですが、そろそろ脱却を図りたい。というか次のライブで必要になりそう。また、エフェクター自作も2~3年やってなかった。
あ、じゃあこの際久々に作ってしまおう!
そして俺「ただ作っても面白くないな…何か別のエフェクターと複合機にしてしまおう」
という悪い心が働いて、
「あぁ…社会人になる前にシャレオツなギタリストになりてえ」
という邪心が芽生え
「トレモロかけてコード弾くとオシャレだな…」
という意味の分からないことを思い
タイトルの通りになりました。
まずリバーブ、「リバーブ 自作」でググると大体スプリングリバーブが出てくるけど、デジタルのリバーブユニット使うやつがいいなと思って調べる。にしてもリバーブユニット2000円もするのか…
こちらのブログを参考に、よく調べるとこれは
こちらのブログに書いてあるdepthの調整を可変にしてるっぽい。ということで俺も値は勘でモディファイ。
次にトレモロ
こちらは割と原理がシンプルなので
こちらのブログをほぼそのまま。リバーブより部品数多いのかよ
矩形波と三角波を切り替えるスイッチが付いてるけど、果たしてこれを使い分けるほど俺が使いこなすのか怪しい…ので付けるか迷う…
で、上の2つを穴が15×25の一般的なユニバーサル基板に収めようと奮闘
トレモロは上のブログのをちょっと変えただけにして、問題は残りのスペースでリバーブの回路を納めること
空中配線や、抵抗を立てて入れるのを出来るだけ減らして収まるよう、夜中まで頑張って、回路図見ながらチェックして間違いがないか確認。そしてようやく完成
どう見てもユニバーサル基板でやるような代物じゃない…
※人間確認しても間違うことってあるじゃないですか。このレイアウト使ってもし動かなくても責任は取りません
2016年・個人的ベストトラック10選
今年もあと2日、記事を書き始めてた頃は12月頭だったのに気づいたら2017年も目前。急いで書いてます。
皆さんお忙しいでしょうか、小生は修論前なのにこんな記事を書く程度には焦ってないので多分死にます。
年末といえば、流行語大賞が発表されたり、各音楽誌が名盤ランキングを発表したり
www.ro69.jp
とにかく一年をまとめにかかる時期なので、俺も今年のベストトラックを書いていきます。
2000%完全自己満足な記事ですが興味のある方は